日本人は給与が安いと?

政治家やエコノミストはさかんに日本人は給与が安いからもっと高い給与を支払う必要があるといいますが、大きな勘違い、ネットで調べてみればすぐにわかりますが、例えばアメリカと日本では給与の制度が違う、最近アメリカのアマゾンの労働者は時給2500円らしく、かなり高額のようにように思いますが、彼らは基本的に日本のようにボーナスが無い・・・

だから、日本人の年収を年間労働時間で割るとアマゾンの労働者より高いと言える、また、アメリカでは公的な医療保障制度が無いため、怪我や病気の場合、高額な医療費を要求されるため、余程でない限り日本のように気軽に病院や医院に行くことさえできないと言われている・・・

日本では会社勤務の場合、社会保険料や厚生年金などは企業が半額負担しているから、それも含めればアメリカの高額時給どころではない・・・

また、アメリカでは往復の通勤費用は基本的に個人負担のようで、それも時給に含まれているようですが、日本では交通費として支給されている・・・

こんな給与制度の違いを知ってか知らずか、単に日本人は人件費が安いと大きな声で海外の時給参考に自分の知識をひけらかす能天気な政治家やエコノミスト、マスコミのみなさんもっと勉強されてはいかがかな・・・

電気工事野会社を経営しているおじさんでさえ、これくらいは知ってますよ・・・

日本人は社会保障が外国と比べて格段に整備された国、政治家はしょうもない安っぽい知識を元に、給与をあげろと言うより、社会保険料や税金を少しでも安く出来ないか頭を使いなさい・・・

何かと言えばアメリカでは、欧州ではと、海外の上っ面の状況しか見ない能天気な政治家や、自分の知識を振り回す経済学者、マスコミに振り回されたらあきませんよー・・・

眉につばをつけて、なにゆうてんねや、ウソつけ、くらいの気持ちで話を聞くのが一番間違いないかもです・・・

だから、どこかの衆議院議員議長のように、議長でさえ手取りがたった100万円と言うような馬鹿な発言が出てくるのです・・・

ま、出来の悪い国会議員のみなさん達が運営してるゆでガエル状態の日本国ですが、それでも日本はまだ恵まれた国かも知れませんな・・・

恐いの茹で上げられた時、このままでは早晩来そうな気が致します・・・

ところで、過去20年間、おじさんは自分の給与を上げていませんが、社員のみなさんにはリーマンショックの時も含めて毎年昇給を実施してきました・・・

思うに、少子高齢化の日本、これからは、アメリカやヨーロッパがどうであろうと、外国の物まねや外国の価値観でなく、日本は独自の価値観で生きて行かなければいけない時代だと思いますがね・・・

政治家がそれくらいの根性、反骨精神を強く持てなければ最悪日本は他国に侵略されることに・・・

 

 

次の記事

沖縄返還50周年