喜んでいいのかなー

大手企業の昇給額が報道で大きくクローズアップされていますが、ほんとにみんな素直に喜んでいいのかしら。

東京の城南信用金庫さんが、都内の中小企業811社に賃上げのアンケートを取ったところ賃上げを実施するとの回答は36%だったらしい。

昨年は今年より8ポイントも少なかったと書かれてありました。

昇給出来ない中小企業の多さ、これも現実ですよ。

さて、月3万円昇給するとして、一日1000円程度のUP、しかし、所得税、住民税、社会保険料、厚生年金その他国に納めるのはその内5割以上になると言われていますよね。

そうであるなら一日の手取りは500円のUPに、物価上昇でこんな金額ではコンビニでお昼の弁当も買えないのですよ。

または累進課税で運悪くランクUPになれば税金や諸費用が増えて、結果は手取り額が減る人達も出て来るかも。

民間大手企業の高額昇給回答にマスコミが大騒ぎしていますが、今年もやはり大手企業に習って首相は今年こそ大手を振って真っ先に自分も昇給すると言い出すのかしらね。

2022年の労働人口、約6900万人、その内大手企業に勤めている人達は約700万人だったらしい。

今はもう少し労働人口は減っているのではないかしら。

700万の大手企業社員の皆さんの昇給に対する反応はどうなのでしょうか、おかげさまで政府と日銀が円安を放置した結果諸物価は天井知らずで高騰中、さて、首相の報酬UP,今年はコンビニで庶民がお昼ご飯の弁当を買うくらいの金額で我慢してくれるのかしらね。

おかげさまで政府と日銀が円安を放置した結果、国内の諸物価はうなぎのぼりで高騰中、北海道のニセコスキー場ではラーメン一杯が3000円とか、我々のような中小企業や

国民は日々の生活に四苦八苦、税理士さん曰く、デフレでもいいのに何で2%以上の物価上昇が必要なんやと単純な疑問を呈していました。

円高でデフレでもいいから物価が安定してる方が安心して生活出来るのにと、税理士さんの言葉に思わずその通りだよね。

減税も住民税1万円、所得税3万円合わせて4万円らしいが、その減税処理に大変な労力を必要とする仕組み、明らかに国政選挙選向けの目くらまし作戦だと、税理士の先生が

ぼやいていましたが、インボイスも含めてほんとにろくでもない仕組みを考えていたずらに労働負担を増やす政策には経営者として労務管理の立場でもウンザリ致します。

どこが働き方改革なんやろ、ほんとに大手の昇給フィーバーを横目にしながら考えさせられます。

ただし、社員のみなさんの生活を思えば弊社も出来る限りの昇給を考えざるは得ません。

おじさんの昇給分析いかがですかね。 ただただ苦笑・・・