創業35年を経過中

28歳の時、兄弟3人で創業し、早くも35年目を経過中。
創業時は年間に350日くらい働いていました。年末年始に4日間、お盆に3日間、後は2ヶ月に一回くらい、朝は7時に家を出て、夜は11時頃に帰る。そのような状態を約10年間程度続けていましたが、その間に三日三晩一睡もしないで仕事をしたことが2回もありますが、死なずに今も元気ばりばりです(^。^)
今であれば間違いなく大問題に、当時は3人の子供を育て、生きるために必死でしたから、若かったのですねー、特に辛いと思う間もありませんでした。
しかし、子供が高校生くらいに成長した頃、自分が小学校の高学年になったころ、同級生はみんな家族で旅行や遊びに行っているのに、うちはお父さんが仕事ばかりしているからどこにも行けなくて、本当にお父さんが欲しいと思う時にお父さんは家にいなかったからどれだけ寂しい思いをしてたかわかるのと責められた時には返す言葉もありませんでした。
今から思えば様々な工夫の仕方があったように思えますが、その時はただひたすら死に物狂いと言う表現をした方が良いくらい頑張って働いていたのです。
当時と現在の時代は相当に状況が違うため、比較するわけには行きませんが、我々の年代の多くの人々は、今のように国が税金をバラマキながら生活の支援をしてくれることがなかったので、自分の家族は自分が守らなければと言う責任感に駆られて頑張ったものです。
昨今、なるほど経済状況は非常に厳しい現実がありますが、私が創業した当時に比べればですが、日本人の生活はかなり豊かな生活環境にあるのではないかと感じます。
今、急激に経済状況が悪化していますが、本来人間はとことんまで追い詰められたらあらゆる知恵を活かし、努力をするものです。
私は今まで、辛いも苦しいも悲しいも全て自分の人生と思うようにして生きて来ました。
日本は今後ますます厳しい社会状態を迎えることになると思われますが、山紫水明、自然の豊かさに恵まれた国土に住んでいるのですから、あまり悲観的にならず、これからも常に上を向いて頑張りたいものです。