小さな風穴を開ける・・・
日本電産の永守会長の自身が創立された大学の教育に対する思いの中から出た言葉、「不平不満を言うより、小さな風穴を開ける」・・・
永守会長の真摯で前向きな生き方はとても尊敬出来ます・・・
さて、5月は弊社の決算月、毎年ですが、社員のみなさんの待遇改善、職場環境の改善をやり続けています・・・
当然昇給も、リーマンショックの超不景気の時も含めて業績に合わせて定期昇給の実施、賞与の支給も実施を絶えず継続しています・・・
コロナ問題もあり、今年も真夏に備えて社員の健康維持を目的に新しい空調服などの支給をすることになりました・・・
電気工事の仕事は屋外での作業もありますから、少しでも健康に配慮するためですが、空調服も進化して、半そでタイプの物が作られ、従来の長袖タイプでは腕の部分に汗をかく欠点がありましたが、新製品はそれが改善され、半そでタイプになっています・・・
絶えず仕事のムリを減らし、安全作業が出来るように、快適に仕事が出来るように、職場環境、作業環境を改善するのは経営者の大切な仕事・・・
弊社は6月から新年度、6月昇給の後は7月賞与支給、8月はお盆休み、コロナ問題、経営者の経済的、精神的負担は非常に大きい・・・
経営者は出来ないではなく、問題に対してまず目標を立て、小さな風穴を開け、コツコツと広げる努力の継続に力を注ぎます・・・
労働基準法は経営者と言う立場の人間には適用されません。代りに「神様、聖徳太子、スーパーマン、マジシャン」の能力を要求されます・・・
家に帰れば家族が、子供が、孫が、人によれば高齢の両親が、対外的には名誉職の団体役員、健康を害すれば一巻の終わり、誰が名付けたか「経営者」・・・
小さな風穴を開ける経営者も同じ生身の人間なのにと思う次第です・・・苦笑