神戸市のワクチン保冷庫の電源プラグ問題・・・

神戸市に置いてワクチン保冷庫の電源プラグが抜けて、215回分のワクチンがムダになったとの事・・・

私は電気工事会社の社長として、この問題の根本的な原因は、保冷庫のメーカーの機器製作仕様の不備があると思います・・・

つまり、今回は保冷庫の役目が非常に重要なことはメーカーも十分に理解出来ている事、今回の原因になっている事はコンセントプラグが抜けて保冷庫の温度が保管適用温度以上に上昇したことによる・・・

このように重要な保冷庫を製作する上で、簡単に電源が抜けない仕組みのコンセント用プラグにして製作するのはメーカーとして常識と言っても過言ではないでしょう・・・

もし、コンセントプラグを抜け止め仕様の引っかけ式プラグにしていたなら、簡単にプラグが抜けるような事態は生じません・・・

また、既設のコンセントを抜け止めに変える費用は作業費を入れても材工費はせいぜい5000円程度のもので済みますから、簡単にプラグ抜け止め式の設備に変える事が出来るのです・・・

目的の重要性を認識出来ていれば、いとも簡単に電源プラグが抜けるような仕様の保冷庫を製造販売したメーカーはあまりにも思慮の無い製品を製造販売した事になります・・・

メーカーとしてもワクチンの保冷が絶対条件なのは十分に事前の知識としてわかっていたことですから、そのような安全使用対策を考えられないはずがありません・・・

また、保冷庫の販売時において十分な使用方法の説明をしておいたなら、もし、100V電源の場合は既設のコンセントのみを抜け止め式に変える事も出来たのです・・・

今回は保冷庫の重要性から考えて、神戸市担当者のミスと言って責めるより、メーカーの不具合として責められるべき原因だと言えますね・・・

コロナ対策で人類の死活問題となる需要な設備、保冷庫の製作不具合、ほんとうに情けないメーカーですね・・・

おじさんの意見です・・・