創業時の思い・・・

約46年前、創業時の業界事情、私は建築関係の電気設備工事を主体にして仕事をしていました・・・

当時のマンションや一般建築、公共工事現場においては電気工事の職種はインドのカースト制度のように最下層に位置付けられており、工事の着工前には、建築の現場事務所にビールやお酒を届けて挨拶をするのが慣習の状態、次に、鉄筋屋さん、大工さん、左官さんなどにもそのような対応をしないと様々な嫌がらせ、いじめをされるからでした・・・

時にはコンクリートを打つ前に配管した電線管に鉄筋を差し込まれていたり、徹夜で仕事をする事を要求されたり、当時は生コンを打つのも一輪車を使用して運ぶと言う人力作業でしたから、建築屋さんからコンクリートを打設する日は必ず人員を無償で要求され手伝うと言うこのように、今では信じられないくらい前近代的な時代がありました・・・

このような業界に将来性を見いだせず、独立した時に、働く人が楽しく仕事が出来、電気工事の仕事に誇りを持てる職業にしたいと言う改革意欲を持ってスタート致しました・・・

しかし、世の中は甘く無く、連続3日間の不眠不休で仕事、徹夜作業の午前二時、目の前の水たまりがみるみる凍っていく様子を見る。

このような事は日常茶飯事、10年間くらいは年間に355日仕事をして、子供からお父さんは家に居ない、他所の家はみんなお父さんと遊んだり、旅行に行っているのにと泣かれた・・・

創業10年後くらいに月に2日くらい休み始めたら、子供からお父さんお仕事が暇なの?(苦笑)いろいろありましたねー・・・

弊社の社名、「新電機」新しいフレッシュなと言う意味から、そして、電気の気を機にしたのは、技能力、技術力を重視、また、ロゴマークは創業と同時に私と家内でデザイン化しましたが、電気設備に拘らず球体のような体制で全方位の仕事のチャンスにチャレンジする総合電気設備会社のイメージ・・・

会社のイメージカラーは仕事に対して、お客様に対してどこまでも広がる透き通った青空、誠心誠意、誠実でありたいと言う思いで決めました・・・

私のチャレンジ、特許取得2件、実用新案取得1件、本来は技術志向がとても強い、現在省エネ装置を開発、試験装置も間もなく完成・・・

この職業を誇りの持てる仕事に、働く人たちが楽しく安心して生活をすることの出来る会社にしたい・・・

時代に沿って一歩ずつ着実に前進、その気持ちは46年目を迎える今も変わっていません・・・

17年前、新社屋を新築、BGMが流れ清潔で広々とした事務所、時短に取り組み、少しでも給与を多く、賞与の支給はもちろん決算賞与を支給して社員や従業員に利益の還元実施、残業を減らし、年間休日を増やし確実に消化、法令に沿って指定有休の実施、私の方針でまず休日より支給年収を増やすことを目標に着実に実施してきました・・・

しかし、ようやく世間のしっぽに追いついたと思えば働き方改革、次から次へと規制が始まる・・・

給与を多く、休みも多く、残業は減らす、どれもこれも要求されては、もし自分なら絶対やれると言う自信を持てる経営者いますかね?・・・

ところで、働き方改革は職業に就職するのではなく、休日に就職するような時代、しかし、仕事で何が起きるか起こすか予測もつかず、その責任を取らされるのは厳しいビジネス社会の常識ですね・・・

弊社では故意で無い事故、物損、お客様への損失補償、全て報告を受けると私が全責任を持って対応対処、本人は反省の始末書1枚でノーペナルティー・・・

職場の設備改善、職場環境の改善、事故ケガなどの休業に対して生活の補償をと労災の上乗せ傷害保険、65歳定年制度、豪勢ではありませんが福利厚生施設にリゾートマンション、会社負担でインフルエンザ注射、誕生日のお祝いプレゼント、各種の表彰制度により受賞のチャンスを提供、コロナに対する対応補助等々、コロナで無ければ年3回くらいの食事会、毎年の社員旅行の実施、ありとあらゆることを実施、これも創業時の夢を実現するため・・・

「創業時の目標」誇りの持てる職業、楽しく働き安心して生活出来る会社、社会貢献の出来る会社を目指して・・・

まだまだ私の努力が不足、現状は目標の60%、心豊かで責任感と思いやりを大切に出来る社員を育成し、常に新しい目標にチャレンジしたい・・・

今月誕生日を迎えましたが、いくつになってもまだまだ夢を追いかけたいおじさんです・・・笑・笑・笑

 

次の記事

なんとも・・・