実際は値上げの倍のダメージが・・・

電力の値上げの原因は原子力発電設備の停止による発電経費増加によるもの・・・

電力会社も経済の原則には勝てません・・・

しかし、値上げについてみなさんはその影響が単に値上げ金額だけだと考えているなら正に経済音痴としか言えません・・・

値上げされた金額が一家庭あたり、500円~600円との試算ですが、仮にそのお金で食料を買っていたとしましょう・・・
電気代の値上げ分に回したとしたら、食料を買うために新たに電気代に払った金額に相当するお金を必要とします・・・

わかりますか・・・^^:・・・お金は倍必要なのです・・・

ちなみにホームページでみたパナソニックが全国で使用している年間電気使用料はざっと500億円くらいらしい、20%のUPで100億円の値上げに、その影響は上下200億円のマイナス・・・これではギブアップ・・・

我々経営者はそのような金銭感覚で会社を経営しているのです・・・

原発を止め、火力発電をするために必要な原油やガスを輸入するために約3兆円の輸入代金が日本の経常収支を赤字にしたというニュースは耳新しいことでしょうが、実際に日本の経済に与える影響は倍の6兆円になっています・・・

昨日は円安が進み、一時は84円をつけました・・・
このまま円安になりますと、原油やガスの輸入代金はどれほど増加するのでしょうか・・・

消費税の増税分などは吹き飛んでしまうことになるのかも知れません・・・

確かに原発は危険性が高いことは承知していますが、過去40年以上に渡りその恩恵を受けてきてもおり、単に学者の言う何万年と言う過去の時間のリスクに振り回されて、今の国民の生活が破綻するのはどうなのでしょう・・・

化学や技術は常に進歩を続けており、新しい技術でより安全な状態を確保する方法もあると思いますが、マスコミの報道はお公家さんのような経済に無知な学者の発言ばかりで、技術者やメーカーの報道をまともに取り上げていません・・・
100年後200年後の日本を考えると技術開発をやめる恐ろしさは計り知れません・・・
今の政党で耳障りの良いアピールは全てベストではなく、将来への大きなリスクがあると思えます。

原発を停止することで、近い将来に電気代が30%も値上げされたら日本の製造業は全滅に近いと思われます・・・
国家の経済が破綻しかねないリスクがあると思えますが、それでも原発全てを廃止すべきなのでしょうか・・・

日本に対する中国の強硬な軍事態勢に対し、経済力が悪化する日本では単に泣き寝入りするだけのことしか出来ず、いま一度我々は真剣にエネルギーに対する取り組み方を考える必要があると思えます・・・

安全や安心を補償するには必ず経済力が必要ですが、この三年間の政治によって日本は経済的に自滅の方向に向っているようにさえ思われ、自分の子供や孫などの若い人達の将来を常に心配しています・・・