世の中絶対に安全はありえません

原子力発電に関して過激に反対する人達が多くなってきましたが、原発に限らず絶対に安全なものはこの世に存在しないと言うのが私の持論です。
かくゆう当社の事業の電気設備工事ですが、ほんらい電気と言うエネルギーは非常に危険なものなのです・・・

ひとつ扱い方を間違えると漏電火災、電源トラブルによる機械の故障から事故に、電源の短絡事故で爆発、究極は感電しますと死亡事故に・・・

私は経営者として技術者としていつも事故に対する不安を抱えて日々を過ごしています。
そのため、毎朝一日の安全を仏様にご祈念致します・・・

万が一、従業員が事故にあって生死をさまよう事などが起きれば事業を廃業することもあるかも知れません。
それほどに電気は危険なもので、それを扱うのは本来プロでなくてはいけないと思います。

最近はホームセンターで配線材料や配線器具、工具を買い、素人の皆さんが無資格で工事をしていることをよく拝見することがありますが、電気は非常に危険なエネルギーであることをよくご理解の上、賠償を得られる業者に依頼することをお奨め致します。
飛行機や新幹線、自動車などの乗り物はとても便利で快適です・・・
でも、墜落したり、脱線したり、衝突したり、常に危険と隣あわせなのです・・・
食べ物にしても同様に、食あたり、食べ合わせ、腐敗、毒キノコ、など様々な要素で人間の身体に害を及ぼします・・・
何をいいたいのかと、つまり、安全と危険は常に隣りあわせと言うことです。

物事は常に正反対の状態が存在すると言うことで、その条件において我々人間は無意識の内に上手に選択して生きている・・・

我々は危険な停電工事をする場合、しっかり計画を立て、必要な安全対策と作業の準備を周到に致します。    プロであるがゆえに失敗は許されません・・・

また、過去に多くの大変な事故が起き、そのことにより、技術、技能力の向上、製品の開発など多大な努力を続け、電気設備に対する安全性を高めて、その結果、人類は快適な生活を得てきました・・・

何事にも時間を必要とすることがある、車が急ブレーキを掛けると運転手は ハンドルに、後部座席の乗客はシートに激突、後続車は玉突き衝突・・・これが今の原発停止による経済への影響・・・車はすぐに止まれない・・・交通安全の標語・・・我々はどの条件を選択するのか、あまりに過激な反応は決していい結果を生みませんね・・・

ヒステリックに急ブレーキを掛けた結果、大切な技術者は海外に・・・技術屋は仕事がなければどこにでも行きますから、日本の大切な人材が流出し後継者も育たない・・・国力の低下、急ブレーキを掛けた指導者はこの結果をどうするのかしら・・・