働きがい改革

弊社は私が創業して今年で48年目を迎える会社です・・・

創業時に決意したことですが、当時の電気設備工事に従事していた労働者の地位や待遇の低さを痛感し、仕事に誇りを、そして豊かな生活の出来る待遇を実現したいと言う思い・・・

自分の家族はもちろん一緒に働く社員、従業員のみなさんの生活を少しでも豊かにしたい、若かりし頃の私は当時の社会状況に対してそう言う反抗心旺盛な考え方の持ち主でもありました・・・

しかし、創業当時はその高い想いに対して、資金なし、知名度無し、信用なし、仕事なし、社員と呼べる人なし、ないないずくしで、あったのは若さと仕事に対する自信、情熱、熱意、時には営業に行きながら相手の心無い態度や言葉に帰りの車を運転しながら涙を流しながら帰ってくることもありました・・・

創業後約10年間は355日働き、朝は7時前に家を出て帰宅するのは毎晩午後10時を回り、子供が寝ている間に仕事に出て、寝たころ帰る、時に顔を合わせたら他所のおじさんと間違われ大泣きされる笑えない生活・・・

納期を間に合わせるために、厳冬の冬の徹夜作業、目の前の水溜りが静かに凍っていく様を見たことも、また、雪の降る夜、屋根の無い工事中の現場建物の中で雪を浴びながら配線工事をした記憶もあります・・・

また、娘が小学校高学年になった時、よその家はお父さんと遊びに行けてるのに、私たちはどこへも行けないと泣かれたこともありました・・・

それでも家族を守るために、少しでも事業を成長発展させて自分の志を遂げたい、そう言う思いは一度として失ったことはありませんでした・・・

私にとっては若さと体力と仕事に対する自信、これは何物にも代えがたい財産でした・・・

健康で元気、タフな精神力、今思えば私を産んでくれた亡き母に感謝する次第です・・・

そのような創業期を経て、今日まで一度として今の弊社の社会的信用、多くのお客様、社員と従業員に対する待遇、これで良しと満足したことはただの一度もありません・・・

弊社のホームページをご覧いただけば、創業時から現在までの変化を想像していただけると思います・・・

当然、現在の私は仕事だけでなく、様々な外部団体に所属し、日々社会貢献にも精力的に取り組みをさせて頂いています・・・

だれしも社会において、仕事をして生計を立て、家族を養い、自分の夢を追い、生活を楽しむ、このような日々を送ることが必要であれば、まず仕事を楽しく出来る条件を整えないといけないことは誰にでもわかる事・・・

しかるに、近年国の労働行政は働き方改革などと言う一見して良さそうなテーマーを掲げながら、休日数、残業規制という単純な数量規制を法律で決めて働き方を厳しく規制するのみ、これでは社会に必要な人材が育たない・・・

数字だけで決めるのであれば、小学生でも出来る幼稚な発想、そこには人間性に対する理解も労働を楽しむ理念も、それをフォローする仕組みづくりの知恵もないお粗末さ・・・

本来は仕事を楽しむと言う考え方の大切な「働きがい改革」少なくとも弊社は行政から法律の数量規制をされなくとも常に働き方に対して改善をやり続けているのです・・・

幼稚園の生徒に諭すようなしょうもない法律を考えて労働を数量規制する行政のやり方は、経営者にやる気を失わすトゲ、ほんとうに腹立たしい限りと言える・・・

多分大手企業も含めて経営者は寝る間も惜しんで事業に取り組みをしてるはず、ところがなんら労務規制はされず、経営者は人間扱いされてないのですからおかしなもんですね・・・

戦後の我々世代の日本人は死に物狂いで働き、現在の日本を作ってきたが、これからは高齢化、労働人口の減少、日本の人口自体も急激に減少、単なる数量規制の労務行政、本質的な危機意識の無い政治家、子供や孫の時代に向けて経済的にも弱体化しつつある日本の将来はどうなるのでしょうかね・・・

人間は本質的に自由を好み、ルールに縛られることを嫌う、多分、国の労働行政は御用学者のしようもない机上の理論に振り回されているのではないかなと思える・・・

常に労働条件、そして待遇改善に努力を続けている私からすれば馬鹿らしくて、笑い話にもならない、労働条件改善は経営者にとっても労働者にとっても永遠の課題・・・

更に労働規制だけでは物足りないと、副業、転職を盛んに煽るに至っては、手のひら返しでもっと働いて税金を沢山納めなさいと支離滅裂な政策を進めてどうする気なんや・・・

労働者の健康を心配するのか、税金の減少を心配をしてるのか、日本は自由主義の国、いや社会主義国か、❓・・・

本来、労働条件は行政に法律で規制されるものではなく、労使共に前向きな協調努力で改善有るのみ・・・

人生は一度限り、頑張る時は頑張る、「後悔先に立たず」心配しなくても歳を取れば働きたくても身体が動かなくなり、病や事故で没する人もある・・・

働く必要がある間は如何に楽しく働くか、お客様や社会のお役に立つ「働きがい」それなくして人生なんの労働と言えるのかな・・・

最近経営者の皆様と話し合いながら厳しい数量規制の労働行政に対する不満、お互いに嘆くことしきり「社長の遊び心」で思うことです・・・