時間のルール・・・

私が若き頃の失敗談ですが、創業して10年を経過した頃、要約神戸市の公共工事に入札をさせてもらえる機会を得られるようになった時の出来事ですが、入札当日、満を持して入札書を封筒に入れて事務所を出て、高速道路を利用して市役所に向かっていたのですが、運悪く大渋滞に巻き込まれてしまいました・・・

入札書投函の時刻が刻一刻と迫り、焦りはピークに、その時の思いは高速道路から車を地上に投げ下してでもすっ飛んでいきたい思いでした・・・(-_-)

ようやく、わずか数分前に市役所玄関前に到着した私は、違反も承知で、市役所前の道路に車を放置し、2階にある契約課に向けて猛ダッシュ・・・

投函箱の前に着き、まさに封筒を投函箱に入れるわずか数秒前に、当時の入札担当職員が投函箱のシャッターを閉じてしまいました・・・

唖然としながらも、お願いをしましたが受け入れてもらえず、時間のルールの冷酷な運用に天を仰いだ覚えがあります・・・(>_<)

そのような体験が3年間くらいの間に二度ほどありましたが、其のうちの一度は、投函出来ていたら落札出来ていたことも知りました・・・

当時は何かにつけてぎりぎりの時間で仕事をせざるを得ない環境ではありましたが、改めてビジネスにおける時間のルールの厳しさを知らされました・・・(-_-)

また、その後、多くの中小企業の経営者が参加する異業種交流の団体で勉強をさせてもらうようになりましたが、入会当初は自分が現場で仕事をしていたこともあり、度々例会にわずか5分、10分程度の遅刻を繰り返し、当時の先輩から遅刻の小塩と言う有難くない呼び名を頂いてしまいました・・・(>_<)

残念なことですが、それでも目先の多忙さからビジネスをする上で時間を守ることの大切さに気付かなかったのです・・・

私の間違った意識に対し、先輩諸氏は時間に対する考え方を厳しく指導をして下さり、お陰様で自分の考え方を変えることが出来ました・・・

その当時、ナポレオンヒル成功の法則と言う書籍によるほんの一瞬のチャンスへの対応の仕方に思わず気づかされたものでした・・・

やはり、時間に対する考え方、自分に対して厳しく出来なければ何事も叶えることは出来ないものなのだと知りました・・・

それ以後、約束の時間に対する考え方を変え今日に至っていますが、お約束の時間の10分前、これが私の時間に対する鉄則・・・

もし、お約束の時間に無理と予測出来た場合、必ず30分前には連絡してお詫びし、ご対応して頂くような習慣を身に付けました・・・

わずか5分、10分の遅刻、実は大きなチャンスを失い、社会的信用を失い恥をかくことに・・・(-_-)

自分に厳しくすることは自分の確かな将来を築く大切な条件・・・

社会的に立場のある方にお付き合いをして頂くには、時間厳守は最低の基本条件・・・

どのような理由であろうと言い訳は一切通用しません、みっともない、それが社会の厳しい常識・・・