企業の節電対策は経営の弱体化に・・・

節電要請により、お取引先企業では様々な節電対策がなされています・・・

しかし、本来なら前向きな設備投資に使われるべき費用が仮設の発電機のレンタル費用になってしまう現実は製造業をはじめとする企業にとって経営上非常に厳しいものだと言えます・・・

もし、この費用が前向きに設備の改善や新規設備投資に使用されるなら競争力の向上におおきな力となるはず・・・

私達のお取引先では、大手企業をはじめとして、海外に生産移転される事案が引きも切らず、どんどん仕事が喪失しているのが実情です・・・

なるほど安全は確かに必要でしょうが、紛れもなく雇用を産む職場がどんどん減少している現状をみなさん真剣に考えているのでしょうか・・・

ある会社の事務員さんの話ですが、主人が8年務めた会社から解雇され、個人事業主として再雇用されたとのこと・・・

理由は厚生年金・社会保険その他の会社が半分負担しなければいけない法定福利費を会社が負担できなくなったからだそうです・・・

結果として、個人年金、国民健康保険・100%自己負担が必要です・・・

このような事例は零細企業ではどこでもはじまっていることです・・・

このような厳しい経済状況が、一部の大きな声を出し、奇麗事ばかり言っている人達には見えないのでしょうか・・・その結果はまぎれも無く多くの弱者にブーメランの如く帰ってきて痛みを与えることになっているのですが・・・何事も度が過ぎると取り返しのつかない事態に成りかねません・・・

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