社長、金融貸し出しの個人補償を外しましょう

あるお取引先金融機関の弊社営業担当者の方から電話を頂き、面談をさせて頂きました。

冒頭から、借り入れ条件になっている社長の個人補償契約を解除させて頂きます。

え、どういうこと、今まで融資を受ける条件として、全ての金融機関と個人補償契約を締結して融資を受けていましたが、この度金融庁の指導に基づいて、優良貸出先には

経営者の個人補償を必要としなくなったようです。

ただし、それには条件が3つ、1、法人個人の一体性の解消、2、財務基盤の強化、3、財務状況の適時適切な開示、詳しいことはネットで読めます。

弊社はそのような信用条件に合致していることが金融機関から認められ、個人補償不用に、社会的評価が高まることになり、とても有難いいことですが時代の変化なのでしょうか。

私は創業時から、借り入れするお金は個人的に保障するのが常識として思っていましたから、逆に個人補償を必要としない融資は受けませんと金融機関に伝えていました。

個人的には経営不振を融資をしない銀行の性にするのは理解出来ませんな。

金融機関も融資をして利益を得る企業活動をしてる、貴重なお金を借りたら必ず返済すると言う危機感と責任感を持って今日まで弊社を経営してきました。

なんと拍子抜けの気持ち、しかし、国のルールですから、弊社の信用度の高さを認めてもらえる条件と考えれば、それはそれで有難いことです。

創業時に、国の金融機関である国民金融公庫に融資の実績を作りたいと、50万円の借入申し込みをしたら、なんと2名の保証人を要求された。

国家の金融機関がなんという馬鹿げた対応をするのかとあきれましたが、友人2名に保証人をお願いして借り入れを致しましたが、返済後2度と頼みませんでした。

あれから48年目、努力がムダにはならないことを知りました。