不安な将来・・・
どうも最近の政治家や政権を担う人達の誤った考え方でこの国は危うい方向に流れ始めたように思えます・・・
なるほど、株価は上昇し、仮想通貨で大儲けする人たちもいるのは事実ですが、汗をかいて働く意欲を失いつつある人達が日増しに多くなってきたように感じられます・・・
私たちの業界でも、現実的に身体を使う技能者を育成せず、管理業務で楽をしてビジネスをする業者が増えてきています・・・
協力業者を旨く使えば良い、そのようなことから、自社の社員が工事をする工務部を持たない施工管理会社もかなりあります・・・
その場合、高所作業車などの特殊車両、工具類、倉庫などの設備は必要なく、社員と事務所さえあれば営業を出来るのですから、とても負担が軽く済むためです・・・
職人的な技能力を持つ人材を育てる必要もありません・・・
弊社は、出来る限り現場作業を経験させながら育てるようにするため、直営の工事部門を設けて若手を育成するようにしています・・・
これは私の方針で、工事を体験して技能力を身に付け、そこから施工管理をすることで、将来施工管理をする時、現場の技能者に適切な指示や指導が出来るように育てるため、もう一点は、お客様の要望に迅速に対応出来るようにと言う理由からです・・・
新築現場なら、下請け業者と契約してその現場を任せればよいのですが、一般の製造業のお客様のお仕事の場合、急ぎの仕事に下請け業者を自由に集めて対応するのはとても難しいためです・・・
弊社の場合、直接のお取引先が多いいため、必然的でもあります・・・
我々の職業で一応一人前のプロを育てるのには約10年の期間が必要です・・・
しかし、今の労働改革とやら、綺麗な美辞麗句でのたまう働き方改革のために、そのようなプロが育つには今後は最低15年は必要でしょう・・・
2020年のオリンピックが終了する頃には、建設業界も仕事量ががた減りすることも考えられ、やはり技能力、技術力を身に付けたオールマイティーなプロの技術者が見直される時代がやって来ると思っています・・・
電気設備工事のロボット化は考えられず、この職業的には失業をする心配は全くないのではと思います・・・
とてもやりがいのある仕事、面白い仕事ですが、やはりプロへの道はオリンピックの選手同様に、努力が必要です・・・
為政者や有識者と言われる人々の甘い言葉に惑わされず、自分をしっかり磨き、お客様の喜び、社会貢献を大切に出来る人材に成長をして欲しいものです・・・