濁りの世界・・・

昔、コンサルタントの研修で学んだことですが、人間の社会は濁りの世界・・・

例えば、川の源、清流に住むのはヤマメやイワナ、サンショウウオなどを代表とする少数の魚類・・・

しかし、淀川の河口においては、真水と海水が合流するため、淡水魚や海水魚など種々雑多な魚類が豊富に生きている・・・

つまり、濁った世界は住みやすいと言う現象・・・

人間の社会も様々な人種、老若男女、様々な職種、様々な能力、様々な職場環境、様々な労働条件・・・

このような濁りの世界で人は生きている・・・

どうも最近は偏ったものの考え方をして、人々に自分の中途半端な考え方が正しいと決めつけて、法律で縛れば全て問題が解決すると思い込んでる単純な政治家、行政、有識者と言われる人たちが増えているのかも知れません・・・

マスコミも自分たちの営利のために、事件を面白おかしく書き立てる・・・

本来人は楽しく働くことが出来れば苦労もしんどさも大した問題ではないのです・・・

いい例が、真冬の冬山に命がけで登る人たちも沢山いますが、私はお金を貰っても冬に命がけで登山をする気にはなれません・・・苦笑

私の周りでは、残業が出来なくなって生活が厳しくなったとぼやいている人たちも沢山います・・・

つまり、働きたいのにと言う声です・・・

休め、残業するな、給与を沢山払え・・・

このような政治家の声に従って日本人みんなが感化されたら、輸出で食べてる日本の将来はどうなるのかなー?・・・

私の時代はそれでも大丈夫かも知れませんが、我々の年代が一生懸命築いてきた競争力が無くなる、私の孫の世代がとても不安になります・・・

少子化により、親が過保護に子育てすることにより、子供たちは子供同士のコミニケーションを取ることさえ出来なくなるかも知れません・・・

そんな子供が大きくなって社会人になった時、まともに対人関係をまとめてビジネスが出来るのかしら・・・

そんな未来が見えて来そうで、これはあかんかもー・・・

お互いに楽しくやりがいのある仕事の仕方を考えることも大切では・・・

法律で縛れば全てうまくいく、人間はそんなに単純ではないはず、濁りの世界・・・

綺麗ごとの言葉には猛毒のとげがある、刺されないうちに・・・

こんなことわざも・・・

「清濁併せ呑む」意味は心が広く、善でも悪でも分け隔てなく受け入れる。度量の大きさ・・・

人の働き方も濁りがあっても良いのでは、最近は何かと一つの事象にとらわれ過ぎて思慮の浅い指導者ばかりになってるような気がする・・・

ビジネスの世界でも楽しむと言う自然体の薄れた人間 社会は面白くないのです・・・

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