理系と文系の考え方の相違

テレビで大阪市と関西電力の協議の場面を見ていましたが、古賀なんとかと言う人と何とか研究所の所長と言う大阪市側の委員の発言を聞いていて、汚い言葉で関電側の担当者を罵っているように感じられ、正直とても嫌な気持ちになりました・・・

私が技術屋の経営者だから言い訳するのではありませんが、弊社でもほとんどの従業員は技術者ですから、なかなか上手に意見を言えません・・・

自分がデーター的に自信を持ったことしかうまく説明を出来ないようなのです。

文系は感覚で、理系は数字で、先日の関西電力の担当者多分理系の人ではないかと思って見ていました・・・

次に、関西電力はまだ罪を犯したわけではないのですから、あのような犯罪者を問い詰めるような質問の仕方をする必要があるのでしょうか・・・

まるで、劇場で観客にアピールするために汚い言葉で相手を罵るのは聞いていてもいい気持ちはしないでしょう・・・

電気を作り、電気を消費者に届けるためには非常に沢山の社員や技術者やメーカー、業者がそれぞれの立場で日夜働いて電気をお届けしているのです・・・

このお二人は、ただ一方的に関電の担当者を問い詰めるだけで、自分自身は何も解決策を持っておらず非常に無責任な人間に見えました・・・

私は決して原子力がベストだとは思いませんが、雇用、経済、インフラ、様々な難問があるのですから関電だけを罪人扱いするような過激な発言はやめて、もっと真剣に穏やかな話し合いや協議をして欲しいと思う・・・

このお二人に聞いて見たいが、貴方の家ではどのような節電対策をもしくは太陽光発電設備の設置などはもうお済みなのでしょうか・・・

昨日、地域の農家が火災になり、消防車が10台ほどが消火に当たり、警察の皆さんが交通整理をしている場所を通過しました・・・

見れば少し古い農家のようでしたが、私の感じたことは漏電火災ではと・・・
電気は非常に便利ですが、同時に非常に危険なエネルギーなのです・・・

漏電、感電、落雷、全て大きな被害、人災を伴います・・・

将来技術革新が進み、大容量の電気を蓄えることが自由に出来る時代がくれば原発も必要なくなるかも知れません・・・

雷から電気を取って蓄えればいいのですから・・・

停電対策として水力の揚水発電の利用をアピールしていますが、夜間にポンプで揚水するために安定した電力をモーターに給電しなければいけないはずですが、今の火力発電だけでまかなえるのかそれも大きな課題・・・

技術屋は一つずつデーターを積み上げて初めて自信を持って説明が出来るのです・・・

テレビで我こそは救世主みたいに大声を上げて相手を罵っても何も解決出来ません・・・

我々は電気が無くては暮らせない時代に生きていることをよく考えて冷静に着実に問題を解決する努力を望みたいと思います・・・

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