生命・・・いのち

最近の労働問題は全て労働日数と労働時間で解決すると考える短絡的で低能な対処方が幅を利かせているようですね・・・

私は経営者ですから、365日24時間働いても何の規制も受けない、神様、聖徳太子、スーパーマンのような立場で、なんら労働規制を受けません・・・

しかし、私たち経営者にも当然家族がいるのです・・・

また、切れば血が出る生身の身体を持った極普通の人間です・・・

その私たち経営者もビジネスにおいては極限まで悩み苦しむことをご存知でしょうか・・・

社員、従業員の皆さんと共に、自分の家族の生活を守る責任は半端でないほど心を痛めます・・・

私の知る上場企業の経営者は、自分の休みや家族との団欒を取る暇もなく、海外事業所と日本を絶えず移動しながら、寸暇も惜しみなく仕事をされています・・・

なるほど、上場企業の社長、イメージは恰好いいですね・・・

でも、一年に一度必ず開かれる株主総会で、一年間の業績責任を問われ、役員承認議案を株主に否決されたら、その時から社長や取締役で無くなり、事業を行うことさえ出来なくなります・・・

人間が生きる上で一番大切なものは、心という生命体・・・

私はこの心が痛み、今にも折れそうなくらい自分の生命体、命を痛めた体験をしたことがあります・・・

その私の命を元気付けてくれたのは、仕事に対する責任感と社員、従業員、友人、知人、家族などであり、労働時間や労働日数ではありませんでした・・・

音楽や美味しい食事、果ては宗教観かも知れません・・・

心という生命体が元気になれば、体力的なものはほとんど回復してきます・・・

病気が快復するのも心、命の強さだと言うことは多くの実証がありますね・・・

楽しく働くことが出来れば、命は輝き身体も元気になります・・・

労働すると言うことは、社会の役に立つ、認められる仕事をすることです・・・

時間や日数は単なる条件ではないでしょうか・・・

いかに楽しく働くか、その方法は各自で考えることでしょう・・・

例えば、赤ちゃんは、1mくらいハイハイする間に泣いたり笑ったりとても感情の変化が激しい・・・

これが、人間の心、生命のなせること・・・

非常に変化しやすく弱い「いのち」生命を最適な状態に維持するのは至難の業・・・

我々経営者は弱くて瞬間に変化をしやすい心、生命を一定の方向に維持するために、経営理念を定めて心のガードにしています・・・

全ての人間は同じように生命の状態により、身体もコントロールされていると言っても過言ではないでしょう・・・

弱く変化しやすい自分の心身を強く保つ方法は、夢や目的、目標をきちんと定めるのが一番良い方法と言えます・・・

法律で規制して人間の幸せな働き方は絶対に得られるものではないと言えます・・・

但し、生身の人間は、適度な休息と休養が必要なのは言うまでもありません・・・

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