若い頃の自分・・・

若い頃からいつも少し遠いい目標を持っていたように思います・・・

何ごとによらず目の前の損得だけで物事を選択すると、必ず後でしまったーと思うことが多いいものです・・・

人を驚かすことが好きで、先輩から事前に翌日の仕事の予定を聞き、その夜は深夜まで翌日する作業の練習をし、当日現場で先輩から指示を受け、涼しい顔でテキパキと作業をして見せると先輩が唖然とした顔をして驚いていました・・・!(^^)!

また、仕事において何でも工夫をするのが大好きで、今のように工具も資材も十分になかったので、自分でいろんな工具類を作ったり、作業の工夫をして、改善をするのが面白く、大好きでした・・・

20代の半ば、技能オリンピックに出たいと思うこともありました・・・

丁度そのころ、兵庫県電気工事組合主催の電気工事技能競技大会があり、選手として出場し、三位に入賞し、銅賞、県知事からも表彰を受けました・・・

競技大会が初めてでしたので、ルールをよく知らず、2時間の持ち時間を30分で作業を終え、多分1番早い完成だったと思いますが、完成後試験員に届け出をするルールを知らず、私は呑気に掃除をして待機をしていたのですが、知人の会社社長が、
私に早く届け出をしろと注意をして下さり、慌てて作業完了申告致しました・・・

結果は約5分ほどの違いで3位・・・

優勝した大手企業の選手が私の作品をみて、出来ばえでは負けましたと言ってくれたのが慰めの言葉に・・・

しかし、ルールをよく知っていたなら優勝もありえたと今でも残念な思いはあります・・・

社会では何事もルールの世界、ルールを破って得をすることはありません・・・

合せて、私に注意をして下さった社長のお陰で3位入賞を得られたことに感謝しています・・・

20代の後半になり、若手の優秀な後輩がどんどん仕事を覚えるのを見て、これは体力勝負ではいつか追いつかれ負けてしまうと言う危機感を覚えるようになりました・・・

その結果、体力勝負や技術力の勝負でなく、人間力で成長をすることが大切だと思うようになっていきました・・・

10代の後半から絶えず責任者として仕事を任されていましたので、自分が使う人は全て年上の人達ばかり・・・

おじさんのような年齢の人に作業の指示をする大変さを嫌と言うほど味わいました・・・

お陰様で、人付き合いの大切さを知ることが出来、そのためのコミニケーションの取り方も自然と身に付いたものと思えます・・・

「若い頃の苦労は買ってでもしろ」と私の年代の人達は先輩からよく教えられたものです・・・

さて、今の時代の新人の皆さんはどうなのでしょう・・・

頭が良い、賢いことに掛けては私たちの世代より相当優れているように思えます・・・

ビジネスにおいては残念ながらその優秀さを充分に活かされていないように思えます・・・

人の心、生命は非常に繊細で弱く、瞬間瞬間に変化をするもの・・・

そのような心を持つ人間の本質は、平安時代も江戸時代も現在も変わらぬものだと思います・・・

それに対応するには、自分の目標を明確にすること、経営者が経営理念を明確にするのは自分の目指す方向を見失わないようにするためです・・・

いかにパソコン、スマホ、AI、IOTの時代と言えど、環境が変化するだけで、衣食住に対する物質的な欲望、好き嫌い、愛情など人間の本質は変わっていないと言えます・・・

人間として楽しく面白く生きるために、人と人との関わり方、もう一度じっくり思考してみてはどうでしょう・・・

人を楽しませ、喜ばせる、お互いにそんな人間同士の付き合い方が出来れば大変な仕事、辛い仕事も楽しく面白く出来るのではないでしょうか・・・

映画「三丁目の夕日」昭和の時代のおおらかな日本人、生活は厳しく大変でしたが面白い人間性豊かな時代を体験出来てほんとに幸せ・・・!(^^)!

若い世代はマスコミに踊らされず、人を大切に、自分の力で考えることを大切にして欲しいものです・・・(-_-)