働き方改革・・・
なんとも耳障りの良い言葉ですが、ほんとは働く仕組みを変えないといけないのですから大変な時間と働く人の意識を変える必要がある・・・
しかし、役人や国会議員は数字だけ決めれば国民は動くと言う極単純な考え方しかできていない・・・
働き方改革をしようと思えば当然ですが、利益を必要とするのです・・・
時間短縮、休日増加、でも、社員や従業員の給与を減らしていいのですか???・・・
大手企業は3%の給与UPをするために、原資となる利益を稼ぐことが必要になりますが、そのためには経費や製造原価を下げる必要があります・・・
そのしわ寄せはどこに来るのでしょう・・・
当然のことと思いますが、まず考えられるのは下請けに当たる中小企業へのしわ寄せ・・・
日本の90%を支える中小企業にしわ寄せが来るのは極自然なことです・・・
果たして、多くの中小零細企業はその負担に耐えられるでしょうか・・・
「角を矯めて牛を殺す」牛の曲がっている角をまっすぐに直そうとして、かえって牛を死なせてしまうことから、小さな欠点を直そうとして、かえってだめにしてしまうことの例え・・・
働き方を改善すること自体はいいことです・・・
しかし、政府の提唱する働き方改革の裏に隠れていることは、少子高齢化による税収不足・・・
なぜ働き方改革を政策として唐突に進めるのかもう少し、はっきり理由を国民に示すべきでしょう・・・
単純に喜べない事実があり、昇給イコール、社会保障費、税金UPの現実・・・
弊社もこのような厳しい現実から逃れることは出来ませんので、経営者として働く社員や従業員の将来を考えないわけには行きません・・・
人は100人100色、能力も意欲も責任感も個性も違います・・・
どう活かし、この難問に対応対処すべきか非常に悩ましい現実・・・
弊社はもう数か月で、例年の昇給月になりますが、経営者としてどう答えを出すべきか思案の日々です・・・
働く社員にとって、生活の改善を望むのは当然のことですから・・・
しかし、社長は聖徳太子でもなく、神様でもなく、スーパーマンでもないのです・・・
経営者はマジシャンでもありません・・・
一緒に働く社員の皆さんの真剣な協力があってこそ可能なことです・・・
政治家やお役人さんはそれをご存知ですか?・・・