日本航空の従業員の努力
私事になりますが、先日、東京に住む、母の妹が危篤状態になり、車椅子でしか移動できない、82歳の母に、最後に一目でも妹に対面させたいと、妻に同行してもらい、伊丹から往復とも日本航空を利用して東京へ行ってきました。とてもありがたく申し訳ないと思うほど、日本航空の受付及び機内での女性従業員は優しく親切に応対して下さいました。
おかげさまで、母は無事に妹と対面することが出来ました。残念ながら妹は意識を失っており、母はもっと早く来ていればと後悔の言葉を口にしながら、せめて手を握ってやりたいと。
言葉を交わせない思いを手を握ることで一生懸命に伝えていました。
でも、最後に妹の顔を見ることが出来たことで、一応心のけじめをつけることが出来たようです。高齢で、体調が良くない母を妹の最後に会わせてやりたいと、無理を承知で東京まで連れて行きましたが、本人の体調も考え、介護が必要なので日帰りの強行軍になりました。伊丹に到着し、車で帰る車中に電話で妹が亡くなったとの連絡が入りました。
もし、連れて行って会わせてなければ、私も母も一生後悔したかもしれません。
誰しも年を経ると廻りの皆様のお手伝いをいただくことが必要となり、その時に受ける親切は、とてもありがたくうれしいものだと感じました。日本航空のお世話になった女性従業員の皆様に、そして飛行機を安全に飛ばして下さったパイロットや運行に携わる多くの従業員の皆様に、心より感謝を申し上げます。不幸にも日本航空と言う会社は経営危機に陥りましたが、移動手段として飛行機と言う交通機関、交通システムは絶対に欠かせない時代です。日本航空の皆様には、再度世界に羽ばたく航空会社に復活されますよう、今後のご健闘をお祈り申し上げます。