因果応報

「因果応報」誠に仏法の教えは言い得て妙。

簡単に言えば、現在の行為に応じて未来の果報が生ずると言う意味。

人間のやることなすこと全て自分が選択し、それを実行した結果になるのですから誰に文句を言いようも無いものです。

また、人は生まれながらに宿命を背負っているようにも思う次第です。

宿命とは「前世から定まっている運命」避ける事も変える事も出来ない運命的なもの、このようなことらしい。

しかし、大半のことは日常的な自分の選択、行為により生じているようにも思えます。

もし、絶対にそうだとは言えないと思うなら何か変える方法を考えてみるだけでも深い意味と結果を得られることになるかも。

また「人間は考える葦である」フランスの思想家パスカルの言葉、思考できる人間の尊厳と偉大さを説いているようです。

宗教は人間の心の悩みを解き明かし、心を理解し、変える方法を教えてくれているようで、全ての文言には深い意味がありますね。

私はよく孔子の論語を読みますが、現実に生きてる人間の生き方、考え方を示してくれていて、読みながら人の事、自分の事をよく理解出来る教えだと思います。

もし、本気で宿命を変えたいなら自分自身を振り返ってみて、冷静に自身の考え方を分析し、考え方を変える、行動を変える事で少しは宿命を変える事が出来るのかもしれません。

ところで、あっちがいい、こっちがいい、転職を煽る政府、紹介業者の甘い文言、しかし、自分の力を過信し、人とのコミュニケーションも取れないならまるで浮き草のような根なし草になり、人の信用を失う結果不用の人物になり兼ねません。

人生は短い、人間は本来不器用、能力は時間をかけて磨いてこそ光る、人の信用も長い時間が必要、それを怠り甘い果報を求めるなら「因果応報」気が付けば童話のアリとキリギリス状態。

歳をへて、ご愁傷様と言われることになり兼ねない、人を思いやり、能力、人間性に応じて人生の階段を無理なく一歩ずつ着実に確実に上がるのが自分の宿命を変える唯一の方法と言えるかも。

今年を振り返ると今の日本の政治的リーダーには有能で情緒豊かな人間を育てる、そう言う未来志向が無く、金と権力、つまり欲のみの思想、これでは日本国民の幸せな未来はあり得ない。

先に自分の年収を増やし、国民の為のリーダーシップだとのたまう、我々国民の血と汗の結晶の税金を好き放題に浪費する無神経さ、ほんと我々経営者はため息が出ますよね。

総理大臣殿、二言目には経済第一義、金、かね、カネ、権力、権力、権力欲、ほんとにこのような「因果応報」さて、豊かな生活を望む国民の未来はどうなるのでしょうかね。