阪神淡路大震災の日
1月17日・忘れもしない阪神淡路大震災発生の日・・・
早朝の大激震で目が覚め、飛び起きて一階のリビングに行くと、大学生の娘が学校に持っていくためにお弁当を作っていたようで、それも天ぷらを揚げていた時に地震が起きて、慌ててガスを停めて、ガラス食器が落ちないようにしたと聞いたが、それを言いながら泣いていたように思います・・・
私は家族に支障が無い事をしり、即座に車で会社に向かいましたが、その時の屋外の様子は、雪がちらつき、東の空が紫色に染まって異常な状態でした・・・
会社に入ると書庫が倒れ、デスクの物が散乱状態でしたが、なんとか被害は少なく収まり、助かったと安堵した記憶があります・・・
しかし、娘や家内から、お父さんは家族より仕事を優先したと未だに小言を言われる始末・・・苦笑
その日も大半の社員は出勤してきてくれて、一部電話回線が回復するとたちまち電気の復旧依頼が入ってきました・・・
お客様の電気設備はあり得ない壊れ方、とにかく迅速な復旧工事をとあらゆる対策を致しました・・・
2週間くらいすると連絡が取れていなかった社員の安否も確認出来て、一安心しながら、約3か月間ほぼ休みなし、毎日深夜の12時頃までの復旧工事・・・
しかし、使命感の方が強かったのか、誰一人不平や不満を漏らす社員、体調を崩す社員はいませんでした・・・
危機に際し、人々が精神的な使命感を持つと人間はほんとに強くなるのですね・・・
少し状態が落ち着き、社員の慰労をする食事会開催、なにが食べたいかと、ほぼ全員が刺身との回答、やはり日本人は和食、協力業者の皆さんも招待して全員が参加の食事会・・・
あれから27年目、世はまさに天下泰平、政府は過労死、残業規制、休日増加、などの労務規制、何でも国が補償してくれると誤解、今度このような激甚災害が起きた時、我々の世代のように迅速な対応対処が出来るかと少し心配ですね・・・
これから、自然災害が多発、国家間の紛争が多発する時代に向かいつつあるようですが、なんでも法的に規制を強化して、弱弱しく精神的不具合な国民を増やす現状は、いざと言う時に適切な行動の出来る国民を減らし、国家の弱体化に向かいつつあるように思えます・・・
弱い国民に配慮も大切だが、強い国民をどう育てるのかが見えない、選挙で勝って権力と財力だけを求める政治家の精神的貧困ぶりは将来的な国家の目的を間違えているように思える次第です・・・
DX、SGDS、横文字で書けば何でも可能なように誤解を広める政治家、行政、マスコミ「全ては人が人のために」ひとが人のために身体を使って汗をかくことが出来なくなれば人間社会は終わりかも・・・
強烈な震災を体験したおじさんが持っている不安感です・・・