日本の生産性の低さ
ある有名大学の名誉教授の意見・・・
日本の生産性の低さはデジタル化の遅れが原因だとか、なんか忘れていませんかね・・・
生産性を高める条件、人の労働条件効率化、なるほどデジタル技術システムを有効に使えば確かに生産効率を高める事は出来る・・・
しかし、如何にデジタル化を進めても、それを利用する人間のモチベーションが下がれば逆に生産性を下げることになる場合もあり得る・・・
弊社のように小規模の会社などの場合、社員のモチベーションが下がると一気に生産性は下がることがあります・・・
我々は豊かな感情を持ち合わせた生き物、人間なのです・・・
我々中小企業の経営者がよく話をする中で生産性の低下の原因は人、つまり平成のゆとり教育の弊害・・・
最近の若い人たちに一般的に共通しているのが、給与はあまり多く無くても休日を多く欲しいと言う考え方、車を買いたい、家が欲しい、そのような欲望や目的を持たず、ただ何をするでもなく休日、たんなる自由な時間を求める人たちの社会になってきたと言えるようです・・・
仕事に対する意識が低下するのは当然のことで、生産意欲の低下した労働者に対して職場の生産デジタル化を進めても仕事の効率化が急激に上がるとは到底思えません・・・
まるで机上の理論を如何にもこれが生産性減少の原因やともっともらしい理論づけしても意味がないように思えます・・・
結局、頭で考えるだけ、汗をかいたことが無い名誉教授の理論なんて意味の無い理屈、我々中小企業の経営者の方がよほど経済の現状に詳しいと言えます・・・
ほんとの意味で日本の生産性を高める取り組みは教育から変えざるを得ないのが実情でしょう・・・
人が働くことに意義を覚え、そして人間的にゆとりをもって働くことを目指して労働条件を改善するためにデジタル化を進めるなら、より生産性を上げる事が出来ると思われます・・・
人間と言う本質を忘れて経済の分析をする名誉教授さん、もう一度自分の教える学生さん達の生活や価値観の変化をよく知る必要がありませんかね・・・
新しいテーマで安っぽい経済理論を振り回しても、全ては働く人間に問題があると言うことを忘れるようではあかんでしょ・・・
しかし、これだけ労働に対する意欲が下がってきた日本人、おじさんはアリとキリギリスの童話を思い出して日本の将来に大きな不安感を覚えています・・・
政府が率先して働くな、遊べ、税金を納めろ、支離滅裂な政治と政策、高齢化が進み労働人口が減ってるのだからGDPが下がるのは当たり前やろと思う・・・
定年後2000万円問題、誰が働くのか、働く熱意や意欲を見せず、政府に生活保障を求める国民、それをあおるマスコミ・・・
働かず遊んで豊かに暮らせる世界は無い、全て最後は健康と経済力、いい加減にわれわれ国民も目を覚まさないとあかん、自分さえ良ければでは済まない時代を迎えている・・・
あーあ、このままでは近い将来、ほんとに韓国にG7の席を奪われるのは現実になるかも知れません・・・おじさんの予感