厳しさと優しさ・・・

どのような事にも必ず相反する事実があることはこの世の道理・・・

残念ながらそのようなことを理解できないようでは不平不満を並べて自分の大切な人生を不満足で終えるしかありません・・・

厳しさは優しさに通じます。

なぜなら、職人的な匠、格闘技の勝負、美に対する女性の努力、学術的な発明、経営者の勝ち組、政治家の勝ち組などなど様々なことを事例にあげてみても、みなさん苦悶、苦闘、熟慮、実践、実働、時には諸先輩からの指導を素直に受け入れ、あらゆる努力を重ねてこその勝ち組・・・

今の社会は少し異常なくらいそのような相反する事実を無視する人達により、自然の道理を捻じ曲げた社会価値観が広められているように思えます・・・

また、社会的現象として、棚からぼた餅が落ちてきて、自分を幸せにしてくれると思う他力本願的な人たちが増えてきているように思えます・・・

残念ながら、政治家達の金と権力に溺れる様相が日本人の持つ心の豊かさ、勤勉さを失わさせているのでは・・・

厳しさと優しさ、パワハラに関しましても、大きな社会問題ですが、その認定基準、条件判断などは非常に難しいものだと言えます・・・

職業により、例えば車を運転中、工場や、建築現場などで瞬間的な危険行動をしているひとに、なになにさん危ないよ~なんて優しい呼びかけをしている間に身体を傷つけたり、設備を壊したり、最悪は命を失うことになり兼ねまませんよね・・・

アブナイ!・止めろ!・やめろ!・何をしてるんや危ないやろ!、大きな声で叫びなが注意をすると、場合により、受け止めた本人がパワハラだと訴えると大きな問題になる・・・

訴える人たちに取って、ほんとは自分の怪我、事故、最悪は命を失い兼ねない事態を救ってくれた言葉かも知れません・・・

指導もしかり、厳しい言葉の裏に悪意が無いなら、それは将来自分の貴重な体験や知識として活きるものです・・・

子供の頃、学校で叱られたことを懐かしく思い、その先生に感謝の念を持つことを経験された方もいらっしゃるのでは、かく言う私もそうですが・・・

しかし、近年思うに、ゆとり教育や働き方改革の目的を勘違いした人達が多くなり、自らを厳しい環境に置いて自分を徹底的に磨くと言う考え方の人達が少なくなったように思えます・・・

また、パワハラを一つのビジネスにして、煽り立てるような報道をするマスコミや行政、研修ビジネスを立ち上げてとにかく弱いものを守るナイトの立場に立って金儲けをしている人達、それ自体が一つの職業になり、食わんがために、金儲けを目的にあらゆる事案を煽り立てて社会常識にしてしまう・・・

その結果、バカみたいなことですが、社会人や国民全員がある日突然、いとも簡単に時には被害者、時には加害者になってしまう・・・

人間てあまり賢くない生き物、自分で自分の首を絞める社会の仕組みを作り、本来は柔軟な生活状態を窮屈な仕組みに変えてしまうのですね・・・

自分は賢いと勘違いしてる人たちは、何でもルール、つまり法律で人々を自由に操りたいと言う欲望を持っているものです・・・

残念ながら法律には勝てません、どちらにしても、ほんとの正しさは相反する状態も含めて事実を冷静に判断する事が大切だと思う次第です・・・

相反する言葉の究極は「生と死」この厳しい人間社会を生きて行くためには、しっかりと正しい知識を身に付け、自分で物事を適切に判断し、よりよい選択を出来る能力を身に付ける事が一番大切・・・

願わくば、知能犯的ずるがしこい人たちに金儲けの餌にされないように、自分の人生をより豊かに生きるために、学ぶ、精一杯努力をする、人としっかりコミニケーションを取る、そのような考え方が必要だと思う次第です・・・

「厳しさと優しさ」は生きるための道理、私の可愛い大切な孫達もよく理解して豊かないい人生を生きて欲しい、おじさんの人生体験から(笑)・・・