いい加減にあきてきますねー(-。-)
本来人間は心の中で、常に未来を夢見て楽しく生きたいと思っているものです。
人の幸せはお金や物だけでは買えないと言われている通り、お金持ちでありながら、大病を患い床に伏して日々医療を受け続けている人や、家族親族が骨肉争う人達も沢山知っています。
私は子供の頃、家がとても貧しくて、食べることにさえ事欠く生活をするのがやっとだったと覚えています。
でも、お蔭様で、どんな苦労もあまり気にならず、自分が働いて自分の稼ぎで生活が出来るようになった時には本当にうれしくて幸せな想いが致しました。
親の苦労も嫌と言うほど見て育ちましたから、自分の女房子供には絶対に苦労をさせないと心に誓って絶えず上を向いて頑張ったものです。
然るに、日本のトップは最小不幸社会を無くすと言う目標を掲げて政治を進めていますが、 一体最小不幸の物差しはどこにあるのでしょうか。
貧しいだけで全ての人が不幸とは限らないのですから、こんな下向き発想を目標にして、とても国民が将来幸せを得られるとは思いません。会社に例えれば、経営者が積極的に上を向いてチャレンジ出来ない会社は間違いなく倒産の方向に向うものだと断言できます。
そんな経営者には社員も将来に大きな不安を感じるものなのです。
昔、親からよくこんな話を聞かせてもらった記憶があります。
あるお殿様が、自分の治める領地の農民がどのような暮らしをしているのか知りたいと思い、夜になってそっと、ある村の家々を覗いて回っていた時、とある貧しそうな家から楽しそうな笑い声が聞こえてきたので、のぞいて見たら、若い夫婦が小さな幼児を相手に、いかにも楽しそうに笑いながら過ごしていたそうです。
子供の頃、親からこの話をよく聞かされました。多分私の両親は貧しい生活の最中、私たち子供の成長が唯一の楽しみだったのではなかったかと、今になって思う次第です。
堺屋太一さんの著書に知価社会と言う言葉が書かれていたように思いますが、現代の人間は物欲だけでは幸せを感じられないのではないかと共感を覚えました。
日本のトップとして、本当に国民を幸せにしたいと願うなら、もっと明るい夢を語り、未来への大きなビジョンを国民に示し、前向きにリードをして欲しいと思う次第です。
重箱の隅をつつくような内ゲバばかり繰り返し、恥を恥と思わない為政者を国民はただ情けなく、あきれてみているだけです。心ある多くの日本人は乞食のように恵んでもらうことを本心から喜んではいないと思いますが。今は世界の中に日本がある時代、60代のおじさん経営者の想いです。