ただ安ければよいのかな・・・?
最近よくあることですが、永年掛けて信頼関係を築いてきた協力業者をお取引先に連れて行くと、いつの間にか、直接取引を持ち掛ける大手企業の社員さんがいらっしゃいます・・・
しかし、ちょっとご注意を・・・
その業者さんをその時は安く使ったと、してやったりの気持ちになられるかも知れませんが、実はそれなりのリスクがあることを良く知っておかれた方がよろしいかと思います・・・
もし、コストだけのために、安易に取引業者を出し抜いて、直接取引を持ち掛けた場合、大きなリスクが隠れている場合が往々にしてあるものです・・・
仕事を旨くやり遂げるためには、単にコストだけでなく、人付き合いが大切な条件です・・・
人間関係を無視してそのようなお取引をしようとする人たちは、若手の経営者や、大手企業の社員の方に多いようです・・・
しかし、万が一の事故やトラブルが起きたらどのような補償を、自分自身へのフォローを真剣に対応してもらえるのか、考えたこともないのでしょうね・・・
反感を覚えた業者は、二度とあなたの無理な要望に協力をしなくなりますから、得たものと、無くしたものとの損得をよく考えることが必要です・・・
そのようなことも考えず、安易に頭越しの取引をされた場合、生じるリスクは自分の一生を台無しにする恐れもあります・・・
大手企業様の場合、コンプライアンスも大問題になり、自分の将来を自分でつぶすことにもなりかねません・・・
リスクを顧みず、また考えもせず、安易にコストだけを追う企業の社員さんが増えてきたことを見るにつけ、自分の手足を食べながら生きているように見えて情けない思いが致します・・・
これも底の浅い、人間教育のなせる業でしょうかねー・・・
人付き合いを大切に生きてきた私たちの世代には、これでほんとに人間同士の信頼関係を築くことが出来るのかしらと、若い人たちの将来を案ずる気持ちが致します・・・