創業40周年目を迎えて・・・

創業40周年目を迎えて・・・

若かりし頃、今のようにこの業界は社会的に認められていませんでした・・・

どこの建築現場に行っても、いろんな職人さんに電気屋と呼ばれて工事に着工する前にお酒やビールお金を持って仕事をさせていただく挨拶に行くのが習慣で、それをしなければ、あらゆるいじめを受けたものでした・・・

建築会社には仕事の工程管理さえ満足にしてもらえず、他の職人さんが終わった後にしか仕事をさせてもらえず、残業徹夜を強いられ、本当に情けない辛い思いをしたものです・・・

技術、技能力、免許、このような能力や知識、資格を得て初めて仕事をしてるのに、なぜこんなに馬鹿にされるのかと、それが嫌で、建築関係でなく、工場、会社、プラントなど、本当の意味で必要な専門の技術力や知識を必要とする仕事の分野にチャレンジを続け、今の会社を築いてきました・・・

特許を取得したり、特別高圧受電設備の仕事をしたり、制御盤の設計製作の出来る体制を作ったり、製品開発にチャレンジしたり、電気に関する専門企業を目指して頑張ってきました・・・

電気屋と呼ばれ、馬鹿にされたことで私の反抗心に火が付き、今日まで頑張ってきました・・・

この業界で働く人達が誇りを持って働ける職場、会社を創りたいと思い続けて今日に至りましたが、自分の望む夢の60%にも達しておらず、ほんとに心が折れそうな想いをする時もあります・・・

しかし、この道一筋で今日までやり続けてきたのですから、最後まで頑張ってみたいと思います・・・

行政自ら安易にブラック企業などとダーティーな企業イメージを作り、パッシングをして、企業を淘汰しているが、企業が成長する過程では、様々な難問をクリヤーしていかなければ良い会社に成長しません・・・

本来は行政が汗をかき、自分たちの足で現場を歩き、企業を指導し、良い会社に変えるのが本分であるはず、安易に法律をかざして、空調の聞いた場所で企業をコントロールして済むものではないと思います・・・

私の体験を弊社の従業員に求めるものではありませんが、私の創業時はブラック企業などの労働条件などのように甘いものではなく、我々の世代はみんなそんな環境以下で働いてきました・・・

でも、アメリカンドリームと言う言葉が流行った時期でもあり、苦しくても、みんなよく頑張って本当に楽しく面白い時代でしたねー・・・笑顔^^

日本人は豊かになった結果、ずいぶん心も身体も弱い我儘な国民になったものです・・・

でもねー、私の孫たちをみてると仕方がないのかと、少しさびしい思いを致します・・・

それが当たり前の時代、社会になって、これからうまく生きて行ってくれるのかつい不安に・・・苦笑するしかないじいじです・・・

前の記事

新卒社員の育成・・・

次の記事

安保法案成立・・・