電気の面白さ
電気は目に見えず、ひとつ扱い方を間違えれば、事故、火災、人身事故、様々な原因になります。
でも、正しい扱い方をすればクリーンでこれほど、安全、安心、快適、便利な環境創りに利用できるエネルギーは無いと言えます。
やはり、正しく扱うにはプロと呼ばれる技術者、技能者が必要です。
知識と技術力を高めれば、まだまだあらゆる分野に利用でき、新しい発明、開発は無限の可能性を秘めていると思います。私は昔から不思議に思っていたことがあります。
この仕事に携わる人たちの多くが電気の面白さに引かれて一生の仕事についているとは思うのですが、どうも途中から、生活のために漫然と仕事に使われてしまう状態になってしまうことです。
我々電気設備の技術者、技能者は専門の資格を持ったプロフェッショナルなのです。
社会生活を快適に、便利に、安全に安心して過ごすには電気を利用せず成り立ちません。
しかし、まだまだ社会の中でその大切な役割を十分に認められていません。
せめて自分の経営する会社の従業員だけにでも、ほんの少しずつでも、人生を過ごす、家族を養う、そのための職場環境を改善してあげたいと思い続けて来ました。
今まで良い人材を求め、育てるためにあらゆる努力を惜しんでいません。
しかし、一人前の技術者、技能者と言う人材を育てるには最低10年は必要です。
もう少し、社会の皆様お一人、お一人が電気に関心を持っていただけるなら、少子高齢化の時代になり、今大切なプロの技術者、技能者が日本から姿を消しつつあることをぜひ知っていただきたいと思います。
私は電気設備工事の会社を経営して36年目を迎えましたが、まだ、自分のことも含め,
残念ながら、とても十分な状態にはないと考えています。
ほんとに社会の役に立ち、面白い仕事なのですが、一人前のプロになるには少しは忍耐力を要求されます。
ぜひ、明日を目指して頑張れる前向きで、元気な人材に巡り会い、一緒に頑張りたいと思います。
今後共、若い人達の将来に役立ち、社会に役立つ会社を作り続けて行く所存です。