人を育てる理念を忘れた政治家と教育行政

昨日、ある人からこんな意見を聞かされました。教師の働き方改革で中学生のクラブ活動が廃止され、スポーツをしたいなら民間のクラブに入って活動するしか出来なくなる。

教職が働き方改革と言う労働規制で、教員の働き方も変えられることになり、単なる収入稼ぎの知識教育をするだけの職業になりそうだ。。

中学生と言う成長期の子供達、クラブ活動を廃止したら、有り余る体力的エネルギーを持て余してしまい、スマホなどに没頭したり、良からぬ行動をし兼ねないですよね。

誰でも予測出来る事、現実的に時間を持てあましたコギャルと言う小学生、中学生の女の子たちが化粧をして可愛いいい衣装を着て楽しむことが流行ってきたようだ。

そのため外見的には大人と子供の境があいまいに、そう言う風潮のために子供たちが異常な大人から様々な被害を受ける原因の一つにもなってきているのでは。

また、民間のクラブに加入しなければいけないなら更に多額の費用が掛かり、経済的に苦しい家庭では民間のクラブに入会することさえ到底叶わないでしょう。

更に親たちも自宅で過ごす時間が増える子供たちの面倒を見るために自分の貴重な時間をとられ、経済と共に時間的に大きな負担を負いこむことになるのです。

また、子供が家にいればおやつも必要、これも経済的負担。

これでは結婚して子育てをしたいと思う若者がどんどん減ってしまうことになり兼ねない。

成長期をクラブ活動で様々な体験をして高校に入学、そこでは運動も本格的な競技になるが、中学時代に満足にクラブ活動を出来ないまま高校に行き、初めて始めることになるかも。

競争を体験できず、様々な分野で弱体化、何はともあれ、厚労省の始めた働き方改革はますます日本の国民を、国家を弱体化させる原因になるかも。

目先の単なる数量規制の働き方改革、教育という国の重要な人材育成まで労働規制と言う法律をたてに教育理念なき教育行政を行うに至っては間違いなく国が亡ぶ序章になるかも。

確かに最近は教員の資質も変ってきて、先輩教師が少し厳しく指導するとあっさり教師を辞めて転職する人が増えたと嘆かれています。

人を教育するのは20年以上の時間が必要、ほんとにしょうもない目先の事しか考える事の出来ない大学教授などの有識者会議で決めるようですが、まさに国を滅ぼしかねない。

日本人は「赤信号みんなで渡れば怖くない」楽な方向にリードされたら羊のように従順な国民。

国民も自分が年老いた時にどんな国であって欲しいのか、もう一度よく考える必要があると思うのだが、これも法律を承認し、法を統括管理する政治家の怠慢と言える結果かも。

こんなことを進め乍ら、政策的に子育て支援や、出生率をたかめるために財政支援をする政治家の言語明瞭意味不明な馬鹿さ加減は信じられない思いをさせられますよね。

チキンレース、政治家の堕落、教育理念の無い教育行政、ほんとに嘆かわしい時代になった、困ったものです。

おじさんのボヤキ。

 

 

前の記事

朝日にキラリ

次の記事

経営者に必要な心がけ