国民を困らす政策作りが上手
ほんとに感心する、今の政権、行政のみなさんは国民が感心するくらい社会をかき回すのがお上手。
昨日、ある団体の総会に講師としてお招きした、テレビでおなじみの手嶋龍一様に懇親会で少し質問をさせて頂きました。
手嶋先生、我々中小企業は働き方改革の労働規制で日々とても大変な苦労をしているのですが、手嶋先生は、働き方改革と言う政策をどう思われますかとお聞きしました。
先生曰く、労働規制問題は行政のお役人が民間企業の実態を理解しないで作っていて、今のような厳しい労働規制政策は間違っていて大変な問題だと思います。
このように言われ、民間企業にとっては明らかに行政の労働規制には大きな問題があるとのご意見でした。
帝国データバンクなどの報道では毎日のように運送業の会社が倒産、市民や住民の足とも言われるタクシーの運転手の皆さんも人手不足で車が3割以上遊んでいます。
なぜ、2024年運輸問題のような厳しい労働規制をして業界や国民にわざと負担を掛けるのか、どう考えてもメリットは見だせません。
また、残業規制の影響なのか、物づくりが停滞し、あらゆる物の納期が遅れ、価格が高騰して来ており、我々の業界に必要な機器類、資材も非常に納期が遅れています。
当然、工期延長などのマイナス要因に、つまり労働生産性が落ちる、結果として企業は利益が減少、働く人たちに還元出来なくなりかねない、当たり前ですよね。
更に、一週間に10時間以上働く人には雇用保険をかけることが必要になる法令を定めようとしていますが、弱り目に祟り目、こんな無茶をしたら飲食業のように、パートやバイトで成り立っている業界、業者の皆さんは人を雇用することが出来なくなりますよね。
国民を豊かに楽しく生活させるための支援組織として存在している行政が、国民に大きな負担を与え、阿鼻叫喚の世界に貶めるのはなぜなんやろね。
全ての民間企業の経営者や働く労働者のみなさんは仕事をして利益を作り、それで生活することが必要なため、日々必死で働いて納税をしています。
働き手を流動化したい政府は政策として国民に転職を煽り、関係する企業に大儲けさせている実情、大切な人材と言う人の育たない日本をつくることになる。
更にこのような状態がこれから続く社会は、働く人たちのモチベーションや人間性を壊し、経済が衰退する社会に、そんな日本の未来を作る事になるのは目に見えているように思えますが、なぜそうしたいのか、だれか濡れ手に泡の人達がいるのか、ほんとに目的がわかりません。
ある人と話をしていて、日本の企業の90%は中小企業なんだから、既成の政党でなく、中小企業で働く労働者や経営者の力になれる政党、中小企業党を立ち上げるべき、こんな提案を頂きまじでそうやなと同感を覚えた次第。
その内、そうなるかもね、エクソンモービルと言う世界的大企業も日本では資本金を1億円以下に減資して中小企業に、税金逃れ、ほんとにこんなことでいいのでしょうかね。
真面目に働く中小企業はただいじめられるだけなのか。
国会議員のみなさん、法律を考えて作る国家公務員のみなさん、もう一度日本の国を支えて働く国民のために汗をかき、知識と知恵を活かし、国民のために働き、豊かな日本を作る
使命感を思い出してくれませんかね。
ま、支持率20%台、今の政権には何も期待できないから、人気が無いのですよね。
ついでに、大手ゼネコンさんの工事に関する不祥事が続出、そらそうや、労働時間規制に追われて担当する技術職の皆さんや業者のみなさんは日々納期に追われているのです。
原因は労働規制のやり過ぎかもね、人口減少の時代に沿って現実的で柔軟な発想が必要な時代。
ほんとに困ったもんや、おじさんの遊び心的なぼやき。