再生可能エネルギーの拡大問題・・・

今年の3月12日にドイツのバイエルン州議会で大手電力の元役員はメルケル政権が進めている再生可能エネの拡大と電力供給体制の大変革について懸念を表明・・・

多くの市民は脱原子力、再生可能エネ拡大と言う総論には賛成するが、自宅の裏に送電鉄塔や風力発電装置が建設されるとなると反対する。エネルギー革命が自分の生活に悪影響を及ぼすのは嫌なのだ・・・このような発言があったそうだ・・・

全くその通りかもしれない、もし、大型の蓄電設備が声高に原発反対を叫ぶ人の近くに設置されることになったら多分真っ先に大反対の声を上げるのは
・・・

蓄電装置は管理や制御を間違うと大爆発しかねない危険な一面を持っているのですから・・・

ダイナマイトの貯蔵庫を自分の家の近くに設置されて平気な人はいないでしょう・・・

また、爆発すると非常に広範囲に環境汚染を・・・

電気の技術者から考えると、不安定な電力のコントロールほど難しい問題は無い・・・

また、安定的に送電する送電網が必要・・・高速道路を時速100KM以上で走る車を急停止させるような状態を作りながら、安価で安定した電力を供給することを要求しても出来ることと出来ないことがある・・・

技術者から見れば言いたい放題の無茶苦茶な要求をするのが今の政治家と国民かも・・・

設備投資や技術開発には多額の資金と何より時間が必要、太陽光発電電力を42円で買取する制度のために近い将来、電気代の値上げは必然的な問題に成るでしょう・・・
結果的にはブーメランのように相手の痛みが自分の痛みになるように跳ね返ってきますね・・・世の中の出来事は、何事につけ、100%自分だけ良いということは有り得ません・・・