三人の旗本・・・
弊社には多くの専属的な業者さんがいてくれますが、なかでも4名ほどの人達はまるで徳川時代の旗本、御家人さん・・・笑
ほんとに頼もしい人たちがいます・・・
その内2名は元社員の人達で、20年近くを経過して私を助けに戻ってきてくれました・・・
人材を育てるのはほんとに難しいのは皆さん方もよくご承知の事、若かりし20代で退職され、とても残念な思いをしたものですが、退職後に様々な苦労を重ねたようで、人間的に器を大きく成長させて私の元に戻ってきてくれました・・・
そのうちの一名が音頭を取り、彼らとは別に20年以上専属で仕事をしてくれている職人さんを仲間に、3名で弊社の45周年を祝って観葉樹を
贈ってくれました・・・
リーダーの彼曰く、これは会社では無く、頑張ってきた社長個人に贈らせてもらいますとの言葉を添えて・・・
嬉しいですね、社員では無いのに心を込めてのお祝い、心から感動し、感謝合掌・・・
与えられるより、与え続けられる人間を目指せと、亡くなった親父が口癖のように言ってました・・・
「人を騙す人間より、騙される人間の方がいい」と、子供心になんでやと言う思いがあり、親父の人に対する優しい気遣いのお陰で私たち家族はいつも貧しい生活を余儀なくさせられました・・・苦笑
自分の家族が食べるに事欠くのに、なけなしのお金まで貸して、結果は返してもらえない、なんでそこまで人のお世話をしなければいけないのか子供心にも親父に反感を持ったものでした・・・
今でもその苦労は忘れられませんが、やはり親の血筋は争えないのか、私も沢山人様のお世話をさせて頂くようになってしまいました・・・
人に対する思いやり、親父のお陰か、「因果応報」今は沢山の友人、知人、お客様、業者の皆様にいつも助けて頂くことが多くなりました・・・
しかし、私の周りの人たちの中には自分さえ良ければ良いと思っているとしか見えない人達もいて、いつも思うことはなぜほんの少しの思いやりを持てる人間になれないのかしらと、貧しい心が可哀そう に思えることもあります・・・
人生は一度、いつかは余命を全うすることになるのですから、ちまちまこせこせ生きる人生より、人に対する優しい思いやりを持って全うしたいものですね・・・
一度は私から離れた彼らがまた、20数年を経て人情味豊かな大人になって私を支えに戻ってきてくれたことに心から感謝・・・
ただ、とてもうれしい・・・