建設業の一人親方淘汰の時代・・・
建設業において、2018年秋から建設キャリアアップシステムがスタート致します・・・
しかし、我々業者にとっては非常に負担の大きなシステムのようです・・・
単純には、また新たな事務関係の時間と 各種費用が発生・・・
働き方改革に逆行で仕事が増えてしまいます・・・
建設業はあらゆる免許資格の世界で、そのために必要とする時間と費用はとても多額になります・・・
正社員として働く人たちは、会社がその費用の大半以上を負担していますが、個人の一人親方はそれを全て自分で負担することになります・・・
ほとんどの一人親方は日給性の収入になり、正月やお盆、ゴールデンウィークなどの時期は収入が激減致します・・・
社会保険、労災、国民年金などに加入出来ていない人達も多く、事故や怪我、病気、老後など社会的にも大きな問題になることです・・・
人口減少が招いたことでしょうが、このシステムをマイナンバーとひも付きにしますと、今まではわからなかった収入が全て明るみに出てしまい、当然まともに納税をしたり、労災や社会保険に加入する必要もあり、手取り収入は激減する事態も考えられます・・・
つまり、職人として個人で仕事をすることが非常に難しくなるのです・・・
また、システムの手続きはとてもややこしく、結果として会社がその費用と事務手続きを代行せざるを得ません・・・
私の想定では、一人親方がどんどん減少することになりそうですが、建設業の人的資源に大きなダメージを与えることになりそうです・・・
人口減少はあらゆるところに厳しい変化を与えることになりそうです・・・