伊勢ケ浜親方の涙・・・
横綱「日馬富士」の引退に関し、伊勢ケ浜親方が不思議だと言って涙を流されているニュースを見たが、その気持ちはわかる気がする・・・
なぜ、こんなことになったんだろう、親方として弟子でもある日馬富士の不運を思ってのことでしょう・・・
小さな身体で横綱として頑張っていた日馬富士は私も好きな力士の一人です・・・
決して暴力を肯定するものではありませんが、なぜこのような事態が生じたのか、ほんとの理由は本人たちでないとわからないことでしょう・・・
最近思うことですが、何事もあまりにも興味本位の報道がなされることが多く、マスコミの質の悪さには辟易致します・・・
伊勢ケ浜親方の立場は会社の経営者と同じです・・・
あたら有為な人材を失う時の悲しさは経営者の立場に立った人ならよくわかるはずです・・・
どうも人の義理や人情が薄れたのか、この国の人間的な良さはどこに消えてしまったのかと情けない気持ちになりました・・・
何事も人を非難中傷するのではなく、人を思いやる心を育てなければいけにのでは・・・
経済第一主義の政治で、国民の価値観がおかしくなっているのではないかと心配致します・・・
追伸・・・
横綱とは言え、若干33歳の若さ、言えば人生で一番血気盛んな年齢・・・
私も今があるのは、その年代の無謀とも言える勢いがあったればこそと言えます・・・
60代の後半の年齢になった私自身,とてもではないが聖人君子とは言えません・・・
全ての人に共通することだが、人間の生命、心は非常に弱く瞬間瞬間に変化をするものです・・・
今、仏様のような心の人が瞬間に夜叉のような心に変わることがあって不思議ではありません・・・
心ある人は、齢を重ねることで、自分が生かされていることを感じ、他人のことも案じられる心を持てるように変わり始めます・・・
何事も思い通りにはならない諸行無常を感じ、仏様に手を合すことも覚えます・・・
横綱とはいえ、33歳の若さの若者、相撲道で体力、気力、業の世界で頂点を極めたに過ぎない若者に対し、あまりにも過大な理想像を求めるのは酷と言うべきかも・・・
若気の至り、このような「ことわざ」もあるように、おおきな目で見ることは出来ないものなのか・・・
大嫌いなマスコミの記者さん達や、一人前の評論を述べるみなさん、あなたは聖人君子だと胸を張って言えますか・・・