給与の手取りを減らす要因・・・
以前から何度も疑問を呈していますが、経営者として本当に腹が立つ思いが致します・・・
過去10年間を振り返ってみても,
弊社は景気が最悪の時でも、毎年従業員の定期期昇給だけは実施してきました・・・
もちろんですが、賞与は例年通りの支給、若手には成長に合わせ給与のUPもしました・・・経営者の責任を必死で果たしてきました・・・
法人設立以来、過去一度も賞与を無支給にした年はありません・・・
その代りにこの11年間はあらゆる不必要な経費、接待交際費などは徹底して削減し、私が個人的に出す手紙の切手も経理から購入するなど、公私の費用を徹底して分けました・・・
流石に東北大地震の年はわずかですが赤字決算を余儀なくされました・・・
仕方がありませんでした、仕事に必要な資材や機器が入荷せず、業務用車両は窃盗犯に3台も壊され、大切な工具は盗まれるなどの被害も発生するなどの問題が多々発生したためです・・・
しかし、昇給をしても一向に社員の手取り額は私が思うようには増えない・・・
仮に月額1万円の昇給をしようと思えば、弊社の場合、原資は1、5000円必要になり、従業員は手取りで約7、000円増えるが、国や地方自治体に支払うのは合計8、000円になります・・・
つまり、昇給をしても、所得税、住民税、社会保険料のUPで大半は徴収されてしまうことになるのです・・・
これでは、給与を上げることは単に国家や地方自治体に沢山納税をするだけになり、中産階級や庶民は一向に生活が豊かにならない・・・
納税は国民の義務であり、それには異存はありません・・・
しかし、あまりにも税金を無駄遣いする国家の仕組みがあり、経費を削減する努力がなされていないようです・・・
首相による給与UPの大号令がかかっていますが、こんな実態をご存じなのでしょうか・・・
ちなみに私の給与は11年前に大幅ダウンさせて、その後は毎年手取り額が減少の一途・・・(苦笑)
従業員への待遇改善を掲げて日々苦闘の連続ですが、何とも矛盾を覚えます・・・
もちろん、UP額は別にして、今年も従業員への昇給を実施する覚悟と努力はしています・・・