非常用及び自家用発電設備の機能
節電対策と合わせて、自家用発電設備の活用をすれば電力不足が補えると大きな声で叫んでいる人達がいるようです・・・
少しの知識ですが、エンジン式の発電機の定格発電表示の通りに電力を発電できると思ったら大間違いなのです・・・
通常はKVAと言う表示で表されていますが、連続してフルに電力を使用するのであれば、その表示の60%程度の負荷容量しか使えないのです・・・
それ以上の負荷を接続するとエンジンが持ちません・・・
また、長時間連続で利用することになると燃料の管理、冷却水、オイルなど定期的なメンテナンスをきちんと行わないと壊れてしまいます・・・
素人考えで埋蔵電力なんて表現をされている方がいるようですが、通常は企業で設備されている発電機のほとんどが非常用であり、せいぜい4時間程度限られた負荷に給電するために設備されているものが多く、長時間の連続運転をするには大きな問題があるのです・・・
安定的に電力を供給するのはほんとに大変で、とても難しいことなのです・・・