職業研修のシステム

職業研修機関がありますが、残念ながらプロの世界では、職業研修所で研修を受け、免許を取得した程度では全くと言ってよいほど役には立ちません。
少なくとも、専門企業において、最低でも3年間は実習を受けることが必要です。
それで初めてプロの卵になることが出来ます。
何事においてもほんとのプロの世界は甘くないのです。
今まで何度も研修生を受け入れましたが、当社では全て研修後にリタイアされ、残念ながらまともに成長をした人はいません。
理由は、転職を重ね、年齢的に30代以上が多く、研修所での甘い教育で、自分がプロになったと錯覚していたらしく、現実とのギャップのためです。政府も本当にきちんと職業教育をする気なら、研修施設ではなく、最初から民間の企業に助成金を出して、実際の現場で育成するのが正しい職業研修の仕方だと思います。
そうすれば、本気で仕事を身につけたい人は立派に成長していくはずです。
人のお金で勉強するところでは甘えが先に立、真剣さが不足するのです。
永い人生を考えるなら、一日も速く専門職のプロになったほうが、本人のためでもあるでしょうね。

残念ながら、これから日本はますます就職難の時代を迎える状況になって来ましたが、それに気付いた人だけが自分の生きる道を見つけることが出来るのでしょうね。
人生は自分で選ぶもの、まさに、自己責任の時代になったのです。